授業計画・建築図学 I
 授業計画・建築図学 II
 解答
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 建築図学 I・II                     2009.04.07
授業の目標
授業の内容
立体を紙と鉛筆で正しく表現し、伝えるための手段として、多くの図法を身につける。
イメージしている立体を紙と鉛筆で表現し、それを目で確認しながらイメージを膨らませ、さらに手を加えより良いものに仕上げていく、グラフィック・シンキングの力を付ける。
建築図学 I

「かたち」を創造しようとするとき、ただ頭の中でn次元のイメージを想像するだけでなく、そのイメージを手を動かして外の2次元・3次元の世界に図像化し、それを目で確認して再び頭の中でn次元的に考え、再び外の2次元・3次元の世界に図像化し、さらにそれを目で・・・というような作業を何度も何度も繰り返すことが必要となる。これはグラフィック・シィンキングと呼ばれる思考形態の一種で、より高度な図形表現法を必要とする思考法である。
この授業では、グラフィック・シィンキングのシステムのなかで必要となる立体や空間の3次元(3D)表現に重点を置き、その中でデザインできるオリジナル手法も交えながら、それらの図法をコンピュータ画像を利用した講義と、具体的に手を動かす演習を組み合わせて、建築と美術の両分野で利用できるよう、実践的に指導して行く。

建築図学 II

建築の分野で必要となる、空間の広がりや奥行き、高さや深みを設計段階のエスキースで確認しながら設計を進められるように、立体図学のなかのPERSPECTIVE Projectionの図法の講義と演習を行う。ややもすると建築やインテリアの完成予想図としての位置づけがなされる透視図であるが、本来は設計をしている本人が自分のイメージしている空間であるのかどうかを視覚的に確認するための図法でもあり、施主との打ち合わせで簡単に利用できるものでもなければいけないものである。この授業では、一般の図学や設計製図の授業で行われている図法とは違って、より実践的に簡単に利用できるような、ユニークな図法に絞り込んで集中的に演習を行う。また、文字どおりこれらの図法をつかって、製図用具を使用しないでフリーハンドで空間を紙の上で設計することも行う。

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